ミサンガを仕入れにタイへ行く時、バンコクで仕入れをし、沖縄へとんぼ返りをしていたのですが、せっかく片道4~5時間かけてタイまできたので、バンコクから少し離れた場所へ行ってみることにしました。
今回は、タイ北部のミャンマーとの国境にある、メーホンソーンというところへ行ってきました。
バンコクからプロペラ機で1時間ほどのところにある山間の町です。
飛行機の窓から下をみると、山の中に、村落があるのが見え、是非そういった村にも足を運んでみたいと思い、宿泊先のオーナーと相談して、ガイドを雇って山の中の村を訪れてみました。
タイの山岳民族の方々は、それぞれが独自の模様で財布、小物入れなどの雑貨や服などを作り、そういった色とりどりの雑貨がバンコクなどの都会に流れ、町のお土産屋など並んでいます。
あわよくば、手首につける、ミサンガを作っていないかな?と、探してみました。
バドゥン・カレン族の村
メーホンソーンの町からさほど遠くない、フアイ・スア・タオ村(Baan Huai Seua Tao)という村へ行ってきました。
50年ほど前に、ビルマ国内の内戦を逃れてタイの国境を超えて入ってきた、ビルマのバドゥン・カレン族の難民の村です。
テレビなどで見た方もあると思いますが、首に真鍮のコイルを巻いて首を長く伸ばす女性がいる民族です。
観光客がこの村へ入るには、入場料(250バーツ)が必要です。入場料や、村の中でお土産などを販売することで、生計をたてています。
村にはいると、観光客向けのお土産屋さんが何軒も並んでいて、彼らの手作りの服、スカーフ、工芸品などが売られています。真鍮などの金属でできた、バングル、ブレスレットなどは売られていましたが、コットンやシルクなどを素材としたミサンガは売られていませんでした。
彼女たちが首に巻くのと同じ真鍮素材を使った指輪が面白そうでしたが、価格が少し高かったので、仕入れはしませんでした。
白カレン族の村
カレン族にはいくつかの派生があり、その中の一つの白カレン族(White Karean)の村である フアイ・ヒー村(ห้วยฮี้)をガイドと訪ねてみました。
村人は、棚田を作ったり、山の急斜面に米や野菜、果物など植えて自給自足の生活をしていました。家の周りにはコーヒーの木があり、自家製のコーヒーをいただきました。
ハンドメイドのものはないかと訪ねた所、独特の模様が刺繍された服(未完成品)を見せてくれました。また、隣の家では、女性が機織り機で生地を作っていました。
ミサンガのような手首に巻くアクセサリーはないのか聞いたのですが、残念ながらありませんでした。
リス族の村
メーホンソーンの町から車で10分程度のところにあるリス族の集落を訪問しました。彼らはもともと、もっと山奥の方に住んでいたのですが、ダム建設のためにこの場所に移住させられたとのことでした。
ハンドメイドの雑貨を見せてもらいました。財布、コインケース、ペットボトルケース、帽子などの雑貨が多数ありました。
どれも、リス族特有のカラフルな横縞の模様が見られました。
ここでも、ミサンガとして腕につけるアクセサリーはありませんでしたが、小さなコインケースを購入しました。
帰りの飛行機から、この村をみることができました。
写真中央部、多少右側、山の中を切り開いたようにできた部落です。
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